資産の運用は「タスキがけの法則」でリスクを避ける

2020/05/27
投資をして資産を増やしたいがリスクが怖いと誰しもが思うことだ。だからといってリスクの小さいものばかりに投資していてはリターンも少なくなってしまう。

運用のリスクを軽減するには、いくつかに分散して投資するのがポイントである。できるだけリスクを減らして少しでも多いリターンを求めるなら「タスキがけの法則」を利用するといい。

これは値動きの違う銘柄のどちらにも投資するという方法だ。投資の対象は大まかに言って「日本株式」「日本債券」「外国株式」「外国債券」に分類できる。

そして通常、日本株式と外国債券は異なった値動きを見せることが多い。日本株式が上がっている時には外国債券は低調になるという具合である。

つまり、この組み合わせで運用をすれば、一方が下がっても、もう一方でその損失を補填できるということなのだ。これは「外国株式」と「日本債券」の組み合わせでも同じことが言える。

あるいは同じ日本の銘柄でも国内に強い企業と輸出で力を発揮する企業ではやはり値動きが異なる。

このように対照的な値動きを見せる両方に投資をすると、トータルで見るとリターンが少なく思えてしまうかもしれない。しかし、ひとつの銘柄に集中して大きな損失を出すよりは、ずっとリスクが低くなり、安定したリターンを得ることが出来るのである。